ソーシャルスタイル解説
4つのスタイル

1.人から見た私

2つの切り口にて、人の行動に着目する場合の、2種類の軸を見てまいりました。皆さんはきっと、ご自身はどうだろうか、と当てはめながらここまで読み進まれたことと思います。

この2つは度合いですから、皆さんの言動は、測定するとすれば、それぞれの物差し上のある地点にあるということになります。人間ですから、場面によって異なる言動を取ることもあります。迷った時は、人から見て、どちらかと言えば〇〇と見られているだろうな、とお考え下さい。また、親しい方におききしてみるとより正確ですね。自分で考えるよりも、人から見た方が明確にパターンが見えるものです。実際、これを測定する場合には、まわりの方数名に質問紙をお配りして回答していただき、その結果を、今までのデータベースとつき合わせてコンピュータ処理をして算出します。測定なさってみたい方は、そのようなツールもありますから、お試しになってもいいですね。
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さて、次に思考表現度感情表現度の2つの軸を縦横に交わらせて、4つのマトリックスをつくります。これが4つのソーシャル・スタイルなのです。そして、それぞれを次のような名前で呼びます。

 低い思考表現度×低い感情表現度→アナリティカル/思考派
 高い思考表現度×低い感情表現度→ドライバー/行動派
 低い思考表現度×高い感情表現度→エミアブル/協調派
 高い思考表現度×高い感情表現度→エクスプレッシブ/感覚派

これから、4つのソーシャル・スタイルを順にご説明していきます。これは、“人から見た私”であること、どのスタイルがいいとかよくないという価値判断を含まないもの、という2点を忘れないで下さいね。どのタイプも素敵な特徴をもっていて、すべてが必要です。人が、誰一人としていらない方がいらっしゃらないように。
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