自分自身になる
2.自分自身になる
本当の自分の姿を知らないことほど、賢くないことはありません。繰り返しますが、皆さんが努力すべきは、自分を知り、起っていることから自分が何を選択しているのかを知ることです。努力することとそうでないことを見極めて下さい。これ以上、もう方向違いの努力はいりません。
自分を知るために、ご自身に問い掛けてみて下さい。
今、あなたは何を選択していますか?
そうすることは、あなたに何をもたらしますか?
それを手放したらどうなるのですか?
それは、どう感じますか?
それが好きですか?
別の考えはないですか?
その考えは、あなたを望ましい方へ導きますか?
どうしたいのですか?
過去がどうだったかではなく、今、どうしたいのですか?
あなたの人生は、どのようなものだったのですか?
その人生を振り返ると、どのような自分が見えますか?
なぜ、そういう人生だったのですか?
その人生は、誰が創ったのですか?
それを、どうしていきたいのですか?
あなたにそうさせるのは何ですか?
新しい思考にしたら、どうなる、と思っているのですか?
そう考えていくことはあなたの成長を助けますか?
そうでないなら、なぜ、手放せないのですか?
自分を大切にしていますか?
どうやって、大切にしていきますか?
なぜ自分が感じたことを否定しなければならないのですか?
何が今のあなたの現実をつくっているのですか?
そのなかで、あなたに変えられるものは何ですか?
思考も感情も肉体の感覚も、無限の広がりがあって、これでいい、これでおしまいとうものはありません。心の声に従い、おそるおそるでもやってみると、そこには、無限に味わえる世界があります。そして、思考、感情、肉体、さらに高次の精神的なもののすべてにおいて、統一感をもった存在となっていって下さい。
病―diseaseとは、dis easeつまり、寛いでいない状態をさします。静けさ、穏やかな信頼と愛おしさ、慈しみ、情熱、語れない世界をともに味わい、共有するパートナーとともに、次の時代を生きて下さい。気づいたあなたが行動し、そうでない方に見せていくことで、さらに大きな流れとなっていくことでしょう。
この本を手になさり、ここまでお読みになったこと、それは、とりもなおさずご自身を大切にしているということです。自信、勇気、夢、エネルギー、可能性、力…欲しかったものは、全部自分の中にある、つまり、自分しかないのだ、ということに、あなたは今、気づきつつあるのではないでしょうか?