あなたの人生を輝かせるコミュニケーションの力
自分を育てるということ

1.自分を育てるということ

第1章では、自分を知ることを試みました。第2章では、コミュニケーション・スキルを身につけることで、自分を育てることを知りました。およそ、一人で生きているのでない限り、コミュニケーションとは、ある日ある時意識してやってみるものではなく、人と人を結ぶブリッジのようなもの、人との関わりの中で生きていくことそのものです。山にこもって荒行を積むのも修行なら、街にあって人との関わりの中で新しい価値を創造していくのも、同じように自分を素晴らしく育ててくれるものです。

人がいるからこそ創造される、人にしか生み出せない価値、こういったことこそがヒューマン・スキルの真髄だと思います。だからこそ、スキルを伝えるだけのセミナーの終了時にいただくアンケートに、“仕事をしていく上での哲学を学んだ”“人生観が変わった”という感想がでてくるのだと思います。

インターネットの普及は、意識のパラダイム変化を促進し、今まで経験してきた、競争や比較を強いる“依存型”から、個人の個性を認める“自主・独立型”へ、そしてさらに、お互いの個性を活かしあう相互扶助、そこから生み出される相乗効果に象徴される“ネットワーク型”“インターインディペンデント型”へと急速に変化してきています。

これは、静かに穏やかに起っていますが、革命といっても過言でない変化です。表面は同じように見える人々ですが、少し話してみると、あるいは仕事をしてみると、それぞれの方がどのパラダイムにいるのか、自分が体験している範囲でわかる、そんな時代が今ではないかと思うのです。

たとえば、リナックスの存在、それに連なるリチャード・ストールマンなどの人々のありよう、古いパラダイムに合わせることを無意味に感じ静かに引きこもるインディゴ・チルドレンの急増などに、あなたは何を感じますか?

Work Smarter, Not Harder!

次の章で、今始まりつつある新しい時代を生きるために、自分をリ・クリエイトしてみませんか?