4つのスタイル
4.エミアブル/協調派の特徴
[ 低い 思考表現度×高い 感情表現度 ]
さて、次は
エミアブル/協調派を見てみましょう。アナリティカル/思考派、ドライバー/行動派と違い、感情を表現しますが、主張は控えめです。Amiable、友好派などとも呼ばれます。
この方々の特徴は、人間関係を大切にし、皆で協力してことを進めよう、とするところにあります。
声にも態度にも、穏やかに感情をにじませる
皆に目配りをしながら、同意を得るように、ゆっくり話す
問い掛けるように、相談を持ちかけるように話す
温和で、縁の下の力持ちという印象
まわりの人の感情に気を使い、決断をためらう
皆を励まし、サポートすることが得意
緊張感のない、いい人間関係の中で、楽しくことを進める
仕事、課題に取りかかる前に、まずは、人間関係を築く
いらっしゃいますね、こういう方。この方がいらっしゃると、和気あいあいとした雰囲気が醸し出されます。こまめに近況を伝える電話やメールをくれる、よく顔を見せ、手土産などもお持ち下さる、和むような話題を提供してくれるなど、気働きを行動に表します。
自分がこうしたい、ああしたい、より、“皆がいいと思うようにしよう!”と考えるタイプで、いつも穏やかな微笑みを絶やさない、なごみ系、癒し系です。セミナーでも、このタイプの方が、にこにこしながら頷いて下さると、とても話がしやすくなります。
“縁の下の力持ち” “正しい日本人”などともいわれるこのタイプですが、あまりに気を使いすぎると“優柔不断”ともなりかねません。また、皆をサポートしようとするあまり、意見の対立するAさん、Bさん、Cさんすべてに共感してしまい、“一体、君の意見は、何なんだ!”と、混乱を招くことも、ありがちです。